前回記事にした【なぜ虫歯なるの?虫歯菌編】と【もって生まれた力編】の続きになります
もし、まだ見てないよ~という方はこちらから見てみたください(^^)
前回、前々回でお話したように虫歯の原因は菌や唾液の力、歯の質だけではありません
食事もかなり関わっています
皆さんも甘い物ばっかり食べていると虫歯になる!ということは聞いたことがあるとは思います
しかし虫歯菌のご飯になるのは甘い物だけではないですし、飲食の頻度も重要になってきます
食事と虫歯の関係性
以前の記事にも少し書きましたが虫歯の菌は「糖」を食べて「酸」を出します
「糖」は「糖質」の事なのでご飯だったりうどん、パスタ、パンあらゆる物が対象になります
と、いうことは何か食べたり甘いジュースを飲むと必ずと言ってもいいくらいお口の中が酸性に変わり
虫歯のリスクにさらされている状態になっているのです
酸性になったお口の中も唾液の力で中性に戻してくれますが、それも早い人で20分、遅い人だと2時間ぐらいかかるので
頻繁に飲食をしてしまうとずーっと酸性のままになってしまいどんどん歯が溶かされ虫歯が進んでいってしまうのです
なので食事の面では
「食事と食事の間隔をしっかりと開ける」 ということを意識しましょう!
その後、食べているものの内容が大切になっていきます
例えば毎日、甘いコーヒーと菓子パンばかり食べている場合とお茶と菓子パンを食べている場合だと前者の方が虫歯になりやすい食事になるのはなんとなくわかりますよね(^^)
あと意外と皆さんスルーしがちなのは「ジュース」です
食事習慣だけを聞いていると特に問題なさそうな人でも甘い飲み物を常時飲んでいたりすると、歯にとっては良くないのです
小さいおこさんの対策として
大人は食事や飲み物の管理はもちろん自分でできると思いますが小さいお子さんだと親御さんやお世話をしてくれる方が管理することになります
そんな時にお子さんに対して気をつける事と、対策を簡単にお話します!
まず、
おやつを食べてはいけないという訳ではなく「ダラダラと食べないようにする」ということを心がけましょう
しかし少しおやつを食べては遊びに行ってまた少しするとおやつを食べに戻ってくるという子や出したおやつを食べ終わってももっとほしいという子は多いかと思います。そんな時は
- おやつを食べる場所から離れたら片してしまうというルールを作る
- ジュースを飲むときはダラダラと飲まずおやつの時に一緒に飲むだけで後は水やお茶などにする
- 大きいお皿ではなく小さいお皿に出す→おやつが多く見える
などのちょっとした工夫をしてみてください(^^)
意外とうまくいくかもしれません!
まとめ
今回までで3つの記事に分けて虫歯になってしまう原因を書いてきました
少し専門的で難しい内容になってしまいましたが
「虫歯菌」
「唾液の力・歯の質」
「食事」
この3つが深く関わることで虫歯ができてしまうということをお伝えしました
現在のお子さん達は昔に比べると虫歯で困っているという子はかなり減ってはきていますが、まだまだ虫歯に悩まされている子もいますし
小さい頃は親御さんのおかげで虫歯にならないですんでいた人も大人になってから生活が乱れ虫歯ができてしまう、というのは本当に勿体ないと思います
1度治療で削ってしまうと2回目の虫歯にどうしてもなりやすくなってしまうので、
なにも削っていない天然のご自身の歯を大切にしてください(^^)!
今回で「なぜ虫歯になるの?」編終了になります。最後までご覧頂きありがとうございました!
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